サンク・アールは、当時画家であった島田澄也を代表として1964年に創業しました。

TVCM・PV・映画・ドラマなどの撮影美術部門（セットデザイン・セットデコレーション）のデザイン部、博物館などの展示模型制作に関する業務全般を行う造形部の２部問で構成されるアートワークのプロフェッショナル集団です。また本社1Fでは撮影用小道具のレンタルショップ「Dstorage（ディーストレイジ）」を運営しています。

高度経済成長時の東宝撮影所に出自を持つ創業メンバーのものづくり精神を受け継ぎながらも型にとらわれない幅広い創造活動を続けています。

Cinq-Art was founded in 1964 by Sumiya Shimada who was a painter at the time.
Since then we work as a professional in the field of video and modeling.

The Design Department, for the art of filming TV commercials, PVs, movies, dramas, and other visual works, and the Modeling Department, which produces special objects for visual images, also objects for display in museums, cultural facilities and events, create a variety of art and formative objects in Japan and abroad.

We also operate “Dstorage” (prop rental business) on the first floor of our headquarters.

Inheriting the manufacturing spirit of the founding members of Toho Studios, the company that once supported Japan’s film industry we continue to engage in a wide range of creative activities in the production of cinematographic art for all kinds of video works and sculptures for exhibition as a true professional.

• 1960年

  東京都世田谷区にある東宝撮影所で請負い仕事をしていた画家島田澄也とその助手の佐藤保が、同じく東宝撮影所でアルバイトをしていた市田喜一・育野雅章・平林譲と出会う。出会いのきっかけは育野雅章の兄で東宝撮影所の美術監督（当時は美術助手）の育野重一。5人で撮影所内にプレハブ小屋を借り「島田工房」設立（後に「世紀造形」と改名）主に映画用の造形物を制作し始める。

• 1964年
  6月

  「有限会社 サンク・アール」設立、創業代表は島田澄也。
  サンク・アールの名前は当初「Cinq Art Centre（第五芸術センター）」と付けられていたが、徐々に後半部分の「Centre（セントレ）」が消滅。「Cinq＝５」の意味は5人の創業メンバーや5つの方向性という意味を含んでいる。

• 1965年

  映画の仕事が減りCM美術の仕事が増え始めたため、営業拠点を撮影所内のプレハブ小屋から移す事を決断。狛江市内を短期間で転々とした後、東京都世田谷区千歳船橋の雑居ビル内に事務所を開設。事務所としては広すぎたためその半分を改造し、『むかし空あおかった鳥ないていたインデアン海にいた白人やってきて山ににげたインデアン海なつかしいアジのたたきがなつかしい』という名前のスナックを開店。電話局に届けるが名前が長すぎて「スナック むかし空あおかった」のみが電話帳に表記されてしまう。後年の社用封筒に「昔、昔、昔、空青かった」と印刷されているのはこの名残。ただしスナックは１年も経たずに閉店。

• 1973年

  事務所を東京都世田谷区経堂の小田急経堂ビル14階17号室に移す。

• 1978年

  神奈川県川崎市麻生区に柿生第１アトリエを設立。
  会社発足後の最初の博物館模型受注物件である「1/10合掌造り（国立民族学博物館）」はこの前々年の発注であるため柿生第1アトリエでは作られておらず、東宝ビルト（当時）のスタジオを借りて制作された。

• 1979年

  神奈川県川崎市麻生区に柿生第２アトリエを設立

• 1982年

  有限会社から組織変更し「株式会社 サンク・アール」に商号変更

• 1985年

  本社及び営業所を東京都世田谷区宮坂3-10-9フコク生命ビル５階に移す

• 1988年

  代表取締役社長島田澄也退任、後任社長に市田喜一

• 1990年

  本社及び営業所を世田谷区成城2-36-6サンク成城ビルに移す

• 1997年

  東京都世田谷区鎌田1-11-11に造形部門の二子玉川アトリエ設立
  柿生第１アトリエは閉所

• 2001年

  代表取締役社長市田喜一退任、後任社長に育野雅章

• 2004年

  東京都世田谷区鎌田1-11-11サンク二子玉川ビルに本社及び営業所を移転
  造形部門は神奈川県川崎市麻生区片平1688（旧第２アトリエ）に移転

• 2009年

  中国大連市に大連行客科技展有限公司を設立

• 2010年

  中国上海市に閃酷芸術設計有限公司（CINQ-ART SHANGHAI）を設立
  総経理は天木雅和

• 2012年

  代表取締役社長育野雅章退任、後任社長に高渕勇人

• 現在に至る